IllustratorとPhotoshop、XDの違いを知る！

Webデザインに必要なソフトとは？

Webデザインでよく使われるデザインソフトやアプリケーションには、色々な種類のものがあります。

例えば、Illustrator、Photoshop、Adobe XD、Sketch、Figma、In Vision Sudioなど、挙げていくとキリがありません。

有名なものだけ取り上げても、Illustrator、Photoshop、Adobe XDと色々な種類があるので、どのデザインソフトやアプリケーションを使えば良いか迷ってしまうはずです。

特にWebデザインを初めてまもない状況であれば猶更です。

今回はWebデザイン初心者でも、どのレイアウトデザインのツールを使えば良いか分かるように、Illustrator、Photoshop、Adobe XDの３つについてご紹介していきます。

自分が制作したいものが何なのかに合わせて、３つの特徴を良く知り、ツールを選んで使ってみましょう！

Webデザインに使える３つのソフトとは？

Illustrator、Photoshop、Adobe XDの３つが、世界で最も有名で良く使われているWebデザインのソフトやアプリケーションになります。

まず、この３つが使えれば問題ないです。

それでは、それぞれの特徴や違いを比較していきましょう。

①Illustratorとは？

Illustrator（イラストレーター）は、印刷物のデザインに優れているソフトです。

イラレと略して呼ばれることもあります。

例えば、ポスターやチラシ、ロゴデザイン、その名の通りイラストに多く使われます。

アンカーと呼ばれる複数の点の位置と線を繋いだもの、色やカーブなどをデータとして数値化して再現する形式をベクタ形式と言います。

データの数値管理になるので、描いたグラフィックのデータ量は小さくなり、変形しやすい特徴があります。

そのため、複雑な図や絵には向いておらず、単純な図や絵、ロゴやマーク、地図などを描くのに適しています。

また、線とカーブが拡大縮小する度に再度書き直されるので、サイズ変更にも適しています。

②Photoshopとは？

Photoshop（フォトショップ）は、その名の通りPhoto（フォト）、写真や画像などの画像編集をするためのソフトです。

Webデザイン専用のソフトではありませんが、Webデザインを行う上でのメリットが大きいので使用頻度が高いソフトです。

Photoshopを使って、明度、彩度、色相を３つの要素を調整することにより、写真や画像を鮮明に綺麗に加工することが可能です。

Photoshopの最大の特徴は、レイヤーカンプ機能があることです。

レイヤーとは、画像を構成するフィルムのような１枚の薄い層を指します。

Webデザインを行う際には、このレイヤーを背景、画像、文章など別々に作ります。

それらの層を全て重ね合わせると、１つのデザインができる仕組みです。

編集や修正などの手直しを行いたい場合も、必要なレイヤーのみピックアップすることができるので、大変効率的なのです。

それに加えて、Photoshopにはスライスという機能もあります。

スライスは画像を何枚にも分割する機能で、デザインの必要な部分を切り出すことができます。

切り出した部分は別の画像ファイルとして保存ができ、パーツだけを使うことが可能なのです。

PhotoshopはWebデザイン初心者の人でも使いこなせることができるので、初めはこのソフトから慣れていくと良いでしょう。

自由にレイアウトを制作、画像加工でき、ソフトの機能がたくさんあるので、Photoshopは初めてWeb制作する人に多く使われています。

③Adobe XDとは？

Adobe XDは、Webデザインのための専用ソフトになります。

グリッドレイアウトのような、画像やテキストを配置していくレイアウトに長けています。

別名、UIデザインのためのソフトとも言われています。

UIとは、User Interface（ユーザー・インターフェース）の略称です。

ユーザーの目に触れるもの全てがUIに入り、Adobe XDはユーザビリティを意識したレイアウト作成が可能です。

デザインの美しさはもちろんのこと、操作性や使いやすさ、見やすさなど、ユーザーの視点に立ったモノづくりが実現できるのです。

その一方で、バナー画像やＬＰ（ランディングページ）の制作にはあまり向いていません。

Adobe XDはコストパフォーマンスもよく、基本機能は無料で使え、Webサイトを作るために役立つ機能が盛りだくさんあります。

Adobe XDには、プロトタイプという特徴的な機能があります。

これはWebサイトやアプリケーションの制作中でも、デザインしている段階から実際の動作の検証ができる機能です。

自分がイメージしたものがきちんと制作できているか、確認しながら作業ができるわけですね！

ユーザー目線でＵＩをデザイン段階から意識することができる、さすがWebデザインの専用ソフトと言えます。

まとめ

Illustrator、Photoshop、Adobe XDの３つの特徴や違いが分かりましたか？

Webデザイン初心者であれば、Photoshopでまず使い方に慣れてから、他の２つのソフトやアプリケーションを使ってみましょう！

Adobe XDは、近年Web制作のために特化したソフトなので、今まではIllustratorを使っていた人も多いのが現状です。

Illustratorにも、Adobe XDにもそれぞれの良さや適性があるので、自分の制作したいものに合わせて使い分けてみてくださいね！

３つとも使えるようになると、それぞれの良さが実感できるはずです。