色にはさまざまな効果があるって知ってる?

色にはどんな効果があるの?

わたしたちの身の回りには、たくさんの色があります。

日常生活の中で配色について考えるのは、洋服や靴、ヘアカラーやネイルなどファッションや美容などを考える時ぐらいだと思います。または、何か自分の気に入った商品を買う時の色を選ぶ場合ぐらいでしょうか。

物にはいろいろな色が使われていますが、なぜその色がついているのか考えたことがありますか?普段はあまり気に留めていない色だと思いますが、色にはどんな効果があるか知っていますか?

実はわたしたちが気が付いていないところで、人間の心理や行動にさまざまな影響を与えています。裏を返せば、色彩についての知識を持っていれば、人間を自分の思った方向に誘導できたり、心理的に影響を与えることが可能になるということです。

それでは、色が与えるさまざまな影響を探っていきましょう!

色の影響力とは?

色にはわたしたち人間にどんな影響力を持っているのでしょうか?色は人間の心理や体に与える影響、感情や気分を変化させる影響を持っています。

イメージを司る右脳に働きかけ、記憶力や暗記力、回想力、認識力などに影響を与えます。そうすると、色を通して何かを学んだり、知識を習得したり、理解したりすることができるようになります。

交感神経や副交感神経などの自律神経にも影響を及ぼします。交感神経が刺激されると、体温や血圧上昇につながり、人間を高揚や興奮、刺激を与えるなどの効果もあります。見えない部分で、人間の感情や気分も色によって左右されています。

見る色によって明るくなったり、暗く沈んだり、リラックスできたり、安心できたり…。

また、文化的な影響を与える効果も持っています。例えば、日本人と外国人の色の感覚や価値観は異なり、その背景には文化的な色に対する感覚や価値観の違いが潜んでいます。

それぞれの色の働きと心理に与える影響とは?

色は単色にそれぞれの働きと心理的効果があります。

どの色にどんな作用があるのか、1つ1つ見ていきましょう!

赤が与える影響

赤は警戒心、注意力を喚起する色です。

血行促進効果があるので、体温を上げ、人間の興奮や刺激的な感情を呼び起こします。

オレンジが与える影響

オレンジは楽観的で陽気な印象を与えます。

消化を良くしたり、新陳代謝を上げる働きがあるため、食欲増進作用があります。

黄色が与える影響

精神的に明るくさせたり、希望を与える作用があります。

運動神経を活性化させたり、脳を活性化させ、頭の回転が速くなることで集中力を上がります。

緑が与える影響

筋肉の緊張をほぐし、情緒の安定や安心感を増加させる作用があります。

青が与える影響

鎮静作用があり、冷静に精神を落ち着かせます。

すっきりした爽快感を与える効果もあります。

紫が与える影響

高貴さや優雅さを表す色です。

鎮静効果や集中力を上げる効果があります。

黒が与える影響

高級感を与える色です。

力強さがあり、相手を威圧し、力を鼓舞する効果もあります。

白が与える影響

清楚さ、純潔さを表す色です。

過去をリセットし、新たな気持ちにする働きがあります。

色の配色や組み合わせの種類とは?

色単体だけではなく、色の配色や組み合わせによっても、心理的効果や色を見る相手に与える影響などが変わってきます。

配色や組み合わせにはどんな種類があるのでしょうか?

進出色と後退色

トリックアート技術によく使われている進出色と後退色。

平面にあるのに、色を変えるだけで前に飛び出してみえたり、後ろに下がってみえたりする効果があります。

赤、オレンジ、黄色などは進出色で、青、青緑、青紫などは後退色と言われています。

膨張色と収縮色

色の錯覚により、明度の低い色が小さく収縮して見えたり、明度の高い色が大きく膨張してみえる効果のことです。

よく洋服屋で、どの色の服が着痩せするかが問題になりますよね。

まさにあれです。

陽気な色と陰気な色

色には明度と彩度があります。

明度は色の明暗を表し、彩度は色の鮮やかさを表します。

明度と彩度が高いと陽気な感じ、明度を彩度が低いと陰気な雰囲気を作り出すことができます。

興奮色と鎮静色

暖色などの赤みが強い色で彩度が高い色は、心拍数を上げ、興奮させる効果があります。

また、寒色などの青みが強い色は、気持ちを落ち着かせ、鎮静を促します。

その他のさまざまな効果

色には色々なイメージがあります。
彩度が高い色は派手な印象を与え、低いと地味な印象を与えます。
明度が高いと軽い印象を与え、低いと重い印象を与えます。

また、彩度が高く濃い色は強いイメージ、淡い色は弱いイメージを与えます。
明度が低いと硬く見え、高いと柔らかく見えます。

まとめ

色は単色でも、いくつかの色を組み合わせて使っても色々な効果があったのですね!

明度や彩度も色々なイメージを与える重要な役割をしています。

色の持つさまざまな効果を有効に利用し、デザインや広告・宣伝などをすれば購買力を上げることも可能です。

実際に配色してみて、自分なりのどんどん新しい色の組み合わせを見つけてみてくださいね!

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